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50件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2009-01-28 第171回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号

それから、近代工業社会成熟期には必ず出生率が低下するんだ。これは極めて重要な問題でありまして、近代工業社会というのは、教育就職結婚出産という人生の順序を決めてしまいました。この結果、近代工業社会が進んで教育年限が長くなると、どんどんと就職が遅くなり結婚が遅くなり出産が遅くなるから減るんだと、こういう論理でございます。  それから、宗教によって違うという説は昔からあります。

堺屋太一

2009-01-28 第171回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第1号

だから、教育就職結婚出産というこの近代工業社会だけが持っていた人生観というのはちょっと変える必要があるんじゃないかという気するんですね。これは、大変これを言っている人が日本で少ないものですから変わった意見だと言われるんですけれども、実際、統計的に見ると、また現実にもそうだろうと思います。  

堺屋太一

2008-05-29 第169回国会 衆議院 本会議 第34号

(拍手)  我が国公務員制度は、委員会での審議においても言及があったように、明治以降、規格大量生産型の近代工業社会を確立する過程で形成されました。明治以降の近代化、戦後の復興、高度経済成長過程において、我が国の成功はもちろん官僚機構だけが要因ではありませんが、官僚機構が重要な役割を果たしてきたことは事実であります。

江崎洋一郎

2008-05-22 第169回国会 衆議院 内閣委員会 第18号

日本官僚機構は、規格大量生産型の近代工業社会を確立するためにつくられました。ところが、今や多様な知恵時代になり、この重要な知恵を生み出す知価社会には適切でなくなってきています。今にしてこの改革を行わなければ、日本発展途上国に逆戻りしてしまうのではないかと危機感を募らせております。  では、どういう点で日本官僚機構がそれほど悪くなったのかということを考えてみます。  

堺屋太一

2005-10-26 第163回国会 参議院 少子高齢社会に関する調査会 第2号

お手元に配付いたしました資料の中で「近代工業社会の想定と現実人口構造」ということを書いておりますが、近代工業社会というのは科学技術が非常に発展し、生産力が拡大し、人口が爆発的に増加する、この三つが特徴であり、同時に、これを前提として行われてきた、仕組まれてきた社会であります。二十世紀の百年間に世界人口は十六億人から六十五億人に四倍に増加いたしました。

堺屋太一

2005-10-26 第163回国会 参議院 少子高齢社会に関する調査会 第2号

私は、今まで、近代工業社会の中で終身雇用正社員優先だという前提があったんですね。だから、それをずっと続けてきた男性と、まあ男性の中でもそうでない人いますけれども、それも比率が少なくて、パートタイマーや時給設定の女性と、こういう過去の勤め方で今区別する思想が非常に広がっておるんですね。これからは団塊の世代がどっと出ます。

堺屋太一

2005-10-26 第163回国会 参議院 少子高齢社会に関する調査会 第2号

二番目の宗教の問題は大変難しい問題ですが、近代工業社会は科学的、客観的だ、したがって宗教のように科学的に証明されないものは古いんだと言ってきたんですね。ところが、一九八〇年代になりまして、世界的に宗教の復活ということを言われて、非常に宗教は主観的な価値として認められてきました。

堺屋太一

2005-10-12 第163回国会 衆議院 内閣委員会 第2号

私自身は郵政省という役所の出身でございますが、今までの近代工業社会、男の体力の優位性が非常に反映される社会であった。力のある者が物を生産する社会情報化社会ということになって、簡単に申しますと、パソコンのキーがたたければ能力が遺憾なく発揮できる。つまり、男女の能力差というものがない社会になってきた。

遠藤宣彦

2004-04-01 第159回国会 参議院 経済産業委員会 第6号

ということで国際規格というものが出てきて、それが例えばISOの9000番だとか14000番だと、こういうところになると環境ということで、今そういうISO9000番あるいは14000番を取ると企業イメージが良くなるということで盛んにそちらの方へたくさんの企業さんがその取得のために汗をかいておられるという状況にあるわけですが、一方でまた、日本固有のものといいますか、日本伝統文化というか、これだけ近代工業社会

広野ただし

2004-04-01 第159回国会 参議院 経済産業委員会 第6号

だけれども、余りにも初歩的な、例えば近代工業社会あるいは自動車メーカーとかそういうところでやっていますと、何万点もある部品をきちっと合わせてすばらしい品質のものを出していくということになっているんですね。それが病院では、この薬とこの薬を間違った、また処方せんとこれとが間違ったという、いろんな初歩的なミスとも言うべきことが一杯起こっている。

広野ただし

2003-02-26 第156回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号

戦後、日本は、規格大量生産型の近代工業社会の確立を目指して、官僚主導建設優先東京集中の体制をとってまいりました。この結果、八〇年代には、日本世界規格大量生産の上手な国になり、ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われたこともございます。しかし、その八〇年代のうちに世界文明が変革をいたしまして、多様な知恵時代になってまいりました。

堺屋太一

2002-05-15 第154回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号

その第一は、世界文明近代工業社会、規格大量生産前提といたしました近代工業社会から多様な知恵時代に変わり出した。ところが、日本の国というのは、明治、大正、昭和と掛けて殖産興業、つまり近代工業社会、規格大量生産社会を作るためにでき上がっているわけです。特にこの首都東京集中状況というのは、正に近代工業社会、規格大量生産を作るためのものでございました。  

堺屋太一

2002-04-08 第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第二分科会 第1号

もともとは、それぞれの社会集団やあるいは地域において、生きるいろいろなわざや知識訓練等を適当な方が、時には村の知恵者だったり狩りの名人だったりあるいは宗教者であったり、そういう方が知恵知識を後進や同輩に与えたり、あるいはそういう訓練の場をつくったということが、近代工業社会あるいは宗教制度変化の中で、今で言う職業としての教員というものができたりあるいは組織としての学校というものができて、今日の近代的

伊藤信太郎

2002-03-19 第154回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号

この間、ちょっとテレビを見ておりましたら、何か福島県ですか、建設の関係の方が新しく介護保険の会社を作って、今までコンクリートとか鉄とか一生懸命触っていたものが人間を触るというようなことで、いろいろ勉強をして資格を取ってというふうな、そういうのが報道といいますか紹介されておったんですが、その介護をする方、サービスがナレッジワーカーかどうか分かりませんけれども、社会全体として今までの在り方、近代工業社会

魚住裕一郎

2000-11-14 第150回国会 衆議院 本会議 第13号

経済企画庁長官は、九九年の経済演説の中で、「大きな歴史的発展段階の転換」として、明治以来百年余、規格大量生産型の近代工業育成強化に努めてきた、その目標は一九八〇年代に達成した、ところが、世界経済人類文化歴史的潮流は、規格大量生産型の近代工業社会を超越して多様な知恵時代へ変わりつつある、このため、規格大量生産型社会のためにつくられた制度や慣習の中には今日の社会に不適合なものがふえていると指摘されております

筒井信隆

2000-11-02 第150回国会 衆議院 内閣委員会 第4号

堺屋国務大臣 この十九世紀から二十世紀にかけて、近代工業社会で進歩してきた技術というのは何かと考えますと、大体が大型化大量化高速化、この三つだったのです。もちろん医学であるとか生物学であるとかいうような技術もありますが、いわゆる経済社会で本当に発展してきたものといいますと、どんどん大きくする、どんどん大量にする、そしてどんどん速くする、この三つこそが工業社会での技術でした。  

堺屋太一

2000-11-02 第150回国会 衆議院 内閣委員会 第4号

堺屋国務大臣 日本明治以来志してきたことは、近代工業社会をつくるということでありました。近代工業社会とは何かというと、人間の労働を機械に置きかえて規格大量生産をする、これを日本が完成するために約百年ほどかかりました。  この近代工業社会をどんどんと発展させてくると、人間機械に置きかえるものですから、機械人間よりも力が強くて動きが正確ですから、コストは下がり、大量生産はできる。

堺屋太一

2000-09-29 第150回国会 参議院 予算委員会 第1号

そのために、産業経済政策はもちろんのこと、教育から地域構造まですべてを動員して規格大量生産に向いた社会をつくろうとしたわけで、この結果、一九八〇年代には恐らく人類史上最高規格大量生産型の近代工業社会をつくり上げたと言えると思います。この時期は物すごく国際競争力が強くて、輸出もどんどん伸びましたし、生産量も多かったわけです。

堺屋太一

2000-04-21 第147回国会 衆議院 商工委員会 第13号

これは、日本にとって近代工業社会をつくった大変な利益ではあったんでございますが、時代が、世界文明がやや変わってまいりまして、規格大量生産から多様な知恵時代に変わり出している、これが非常に重要なポイントだと思います。その結果、規格大量生産品発展途上国でもどんどんできる。コンピューターの制御機械を入れますと、それほどの技能蓄積のない方でも高級部品がつくれるようになった。

堺屋太一

2000-04-05 第147回国会 衆議院 商工委員会 第8号

近代工業社会ができる前のいわゆる市民社会ができたころには、手工業が中心でありますから、隣のおじさんとこちらのおじさんと、情報格差というものはほとんどございませんでした。すべて平等でございました。ところが、工業化が進み、それが高度化し、情報化が特に進んでくると、事業者と一人一人の消費者との間では大変な情報力格差交渉力格差が生じました。

及川昭伍

2000-03-15 第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号

国務大臣堺屋太一君) 委員お説のごとく、近代工業社会が誕生いたしました最初は、まずイギリスが走り出しました。そして、十九世紀になってフランス、ドイツ、アメリカ、やがて日本というような国々が工業化して競争する。その間で市場と資源を求めて植民地争奪戦が起こった。これがコンペティションエージ、列強の時代と言われるころであります。

堺屋太一